現地12月8日、サンアントニオ・スパーズに所属するクリス・ポールは、通算アシスト数で歴代2位に浮上した。これは現在ダラス・マーベリックスのヘッドコーチを勤めるジェイソン・キッドの記録を抜いてのものだ。
優勝経験こそないもののポールの築いたレガシーは偉大なもので、歴代トップポイントガードの一人だ。
そんなポールとスパーズのレジェンドPGであるトニー・パーカーの対談スパーズの公式YouTubeチャンネルで公開された。ポールとパーカーの友情やポールの今後のキャリアについて語られた興味深い内容となっているため紹介したい。
2人の友情について
あまり知られていないことだが、2人はキャリアを通じて友情を築いてきたらしい。ポールはこう語った。
たぶんみんな知らないと思うけど、俺たちはよくディナーに行ったりして、いつもいろんなことを話していたんだ。俺が個人的な成功を収めていた時期、君はチームとして成功していた。それで君が俺にアドバイスを求めたり、俺が君にアドバイスを求めたりしていたよ。
スパーズの一員になったことについて
昨シーズン、ゴールデンステイト・ウォリアーズに所属していたポールだが、FAになった際スパーズを選択した理由について語った。
去年は僕にとって最もタフな1年だった。僕はバスケが大好きなんだ。プレイしたいんだ。家族を犠牲にして、家族と離れるのであれば、せめてプレイしていたい。
今後のキャリアについて
現在39歳、今シーズン終了時には40歳を迎えるポールだが、あと何年現役を続けるつもりなのだろうか?
たぶん1年か2年。バスケが大好きなんだ。一番大変なのは、家に帰ってiPadで子供たちの試合を見なければならないときだ。
そのポールの息子は現在高校1年生だが、今年ブロニー・ジェームズとの共闘を果たしたレブロン・ジェームズのように、息子とNBAでプレイするつもりはないようだ。
そして、現役を引退後コーチになることを視野に入れているのだろうか?
ずっとコーチにはならないって言ってきたけど、最近はわからないね。いろんなことにオープンになっているんだ。
先日行われたNBAチームのジェネラルマネージャーへのアンケーのうち、「現役NBA選手の中で誰が最高のヘットコードになる?」という項目でポールが最多票を獲得した。バスケットボールIQに優れるポールは度々この項目で最多票を取っている。
ポールのプレイを見られるのもあと数年だろう。しかし、優れたコーチとしてNBAで活躍し続けるポールを見ることはまだまだできるのかもしれない。
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