2024-25シーズンにNBAキャリア20シーズン目を迎えるクリス・ポールは、”ポイント・ゴッド”の異名を持ち、殿堂入り確実とされる名PGだ。
これまでにシャーロット・ホーネッツ(今のニューオリンズ・ペリカンズ)、ロサンゼルス・クリッパーズ、ヒューストン・ロケッツ、オクラホマシティ・サンダー、フェニックス・サンズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズに所属し、ウォリアーズ以外のすべてのチームの所属1年目で前年の勝率を上回ってきた。今シーズンからはサンアントニオ・スパーズでビクター・ウェンバンヤマとコンビを組むことになる。
優勝経験こそないものの、これまで数多くの名試合を見せてきた彼だが、ベストゲームとなるとどの試合になるのだろうか。
NBA on ESPNにて、ケニー・ビーチャムらが選出したのは以下の3試合だ。
・クリッパーズ時代の2015年プレイオフファーストラウンド。スパーズとの第7戦。残り1秒同点の場面での片足決勝ショット。
・ホーネッツ時代の2008年2月6日のサンズ戦。ダブルオーバータイムまでもつれたこの試合で、ポールは42得点5リバウンド9アシストに加えて、8スティールを記録した。
・サンズ時代の2022年プレイオフファーストラウンド。ペリカンズとの第6戦。放ったフィールドゴール14本すべてを成功させ33得点を記録した。プレイオフの試合で14本以上のフィールドゴールすべてを成功させたのは史上初めての記録。
近年のポールは、自身の能力こそ衰えが見えてきたものの、若手の能力を向上させることに関してはリーグトップクラスの選手だ。有望な若手の多いスパーズで、今シーズンも記憶に残る試合を見せてくれることだろう。
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