ステフィン・カリーから若手が学ぶには?~The Draymond Green Show with Baron Davisより~

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ゴールデンステイト・ウォリアーズは現在7勝2敗と絶好調だ。ステフィン・カリーが欠場した3戦も3勝しており、選手層の厚さを感じさせる。

その3試合でスタメンに抜擢されたモーゼス・ムーディーがドレイモンド・グリーンとバロン・デイビスのポッドキャスト“The Draymond Green Show with Baron Davis”に出演した。

その中で彼は現在のウォリアーズの環境やベテランからいかに学ぶかを語った。その中で、特にエースのステフィン・カリーから学ぶにはどうすればいいかについても伝えている。

自分にとっては理想的な状況だね。ベテランがいるチームに入れたのは本当にありがたい。でも最近わかったのは、周りに素晴らしい人たちがいても、その人たちから何か学ぶためには尊敬を得なきゃいけないってこと。単に近くにいるだけじゃダメで、自分から関係を築きに行かなきゃいけないんだよ。たとえば遅刻ばかりしていたら誰も真剣に相手してくれない。だから毎日ちゃんとした態度で臨んで、ドレイ(グリーン)やステフ(カリー)、CP(クリス・ポール)たちから何でも学べるようにしている。彼らにたくさん質問して、何でも話せる環境を作りたいんだ。ステフに関して言うと、彼はこっちから質問しないと自分から教えてくれないタイプ。彼に質問すると、どれだけでも詳しく話してくれるんだ。ただ、こっちから行って質問しないといけない。ノックしてドアを開けたら、もう準備万端で答えてくれる。

カリーは一度質問をすると非常に丁寧に回答をしてくれるそうだ。あまりにも丁寧に答えてくれるため、彼が話し終わるのを待つこともあると、ドレイモンド・グリーンが語った。

ステフはちゃんと一つひとつ丁寧に教えてくれるんだ。練習中に誰かがアドバイスを求めに行くと、次のドリルに移ってもまだ隅っこで話しているんだよ。俺たちは皆ハドルで待って、彼が話し終わるのを見ているんだ。ほんとに深い答えをくれるからね。

また、カリーはわからないことがあれば「わからない」と素直に答え、無理に答えを作ることはしないそうだ。

こうした丁寧な態度と素直さが、カリーがチームメイトからの信頼を得続けている理由の一つなのだろう。

更にムーディーとグリーンは、カリーがいかに直感でプレイしているかについても語った。

ムーディー「ステフに何かについて聞くときもそうなんだけど、彼はコートで自由奔放に動くから、それらすべてが完璧に計算されているわけじゃないんだ。例えばシュートについて聞くときなんか、彼がある動きをしているのを見て、『なんでああするんだい?』って質問するんだ。そうすると、彼はボールを手に取って『ああ、確かにそうやっているかもな』って感じで答えてくれるんだよ。それから『こういう理由でそうしているんだ』って教えてくれるんだけど、毎回意識してやっているわけじゃないみたいだね。

グリーン「この間ステフが言っていたんだけど、絶対にやらないことの一つが、状況を過剰に分析することだって。これが彼のすごいところの一つだと思うんだよね。だからこそ、あんなふうにシュートを決められる。彼は短期記憶が優れていて、すぐ切り替えができるんだ。昨日のことなんだけど、ハドルを組んでいるときにステフがコートで初めてのスリーを決めたんだ。そしたらBP(ブランディン・ポジェムスキー)が『おお、コートに戻ってきて最初のスリーを決めたね。俺の手に触れてくれよ、そうすれば俺も決められる』って言ってきたんだけど、ステフが彼の手に触れながら『いや、君の頭に触れて全部の考えを取り除くべきだな。頭の中を空っぽにしてプレイしろ』って言ったんだ。それがまさにステフらしいところで、いつも『何考えているんだ?なんでそんなに考えるんだよ、ただやれよ』って感じなんだ。それが彼のすごさの一部なんだよね。

カリーはすでに36歳だが、大きな衰えは迎えていないように感じる。そうした秘訣の一つにはこういった直感的に身体を動かすことも関係があるのかもしれない。

まだまだ前線で戦うカリーとウォリアーズ。各チームは彼らへの警戒を更に強めなければいけないようだ。

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