2024年パリオリンピックで男子バスケットボールアメリカ代表は大方の予想通りの快進撃を繰り広げている。
予選リーグで3戦3勝を飾り、決勝トーナメント進出を決めたアメリカ代表は、得失点差においても出場国中1位の+64を記録する圧倒ぶりだ。近年の国際戦において、かつてほど圧倒的な力を見せられていないアメリカ代表だが、今大会は違うようだ。
それもそのはず、今回の代表メンバーにはレブロン・ジェームズ、ケビン・デュラント、ステフィン・カリーら将来の殿堂入りが確実なベテランに加え、ジェイソン・テイタムやデビン・ブッカー、アンソニー・エドワーズなど今をときめく若手スターたちも参加しているのだ。こと個の能力で言えば間違いなく世界一だろう。
これほどのスターを集め圧倒的な力で勝ち進むアメリカ代表を見ると、1992年バルセロナオリンピックを席巻したドリームチームと比較する声も出てくるだろう。
ドレイモンド・グリーンは今のアメリカ代表の方が優れていると考えているようだ。彼のポッドキャストでその自説を披露した。
2024年のチームはドリームチームに7試合中5試合で勝つだろう。ドリームチームのことはリスペクトしているけどね。彼らには史上最高の選手たちいるし、殿堂入り選手たちがいる。それは分かっている。それでも2024年のチームは少なくとも7試合中5試合で勝つだろう。このチームの多様性、スターの力、得点能力において、ドリームチームは2024年のチームに対抗できないと思っている。
いつの時代も、現代の選手やチームが過去の選手やチームと比較されることは多くの人の関心を引く話題だ。バスケットボールのスキルや戦術が進化し続けている一方で、当時のアメリカ代表ほどの話題性やカリスマ性を持ったチームは現代では生まれづらいだろう。
何に焦点を置くかでこうした話題の答えは変わってくるものだが、2024年のアメリカ代表選手や当時のドリームチームの選手たちの意見も聞いてみたいところだ。
コメント