ロサンゼルス・レイカーズは昨シーズン、47勝35敗でレギュラーシーズンを8位で終えると、プレイオフでは1回戦でデンバー・ナゲッツに1勝4敗で敗れた。レブロン・ジェームズを擁し優勝を目指したレイカーズにとっては失意のシーズンであったと言ってもいいだろう。
そんなレイカーズはオフシーズンにダービン・ハムを解雇し、JJ・レディックを新ヘッドコーチに迎え入れた。新しい風を取り入れるための動きだったと思うが、一方でロスターには大きな変更がなかった。継続性を重視した動きとも取れるが、そんなレイカーズを真の優勝候補と見ない声は多い。
それではなぜレイカーズはコンテンダーと見られていないのか。”NBA on ESPN”より、NBAインサイダーのラモーナ・シェルバーンによると以下のようだ。
問題はバックコートでのディフェンスです。彼らは昨年、トップフリーエージェントとしてゲイブ・ビンセントを獲得しましたが、彼は膝のケガでほとんどのシーズンを欠場しました。彼は小柄で、長い腕を持つ3&Dタイプの選手ではなく、トーリアン・プリンスのような選手ではありません。レイカーズファンはダービン・ハムがトーリアン・プリンスをシーズンを通して起用したことを批判しますが、彼こそがチームに必要な選手だったのです。今、彼らはゲイブ・ビンセントとジャレッド・バンダービルトが昨年ほとんどケガで欠場していた分、復帰してフットスピードとペリメーターでの長さをもたらすことを期待しています。オースティン・リーブスとディアンジェロ・ラッセルはオフェンス重視の選手であり、昨シーズン、NBAの全ガードの中でバックコートのディフェンシブデュオとしては6番目に悪い成績を記録しました。
レイカーズに必要なのはレブロンやアンソニー・デイビスに次ぐ第3のスターではなく、バックコートディフェンダーだという。リーブスのディフェンスは改善したように見えたが、まだまだトップディフェンダーには及ばないレベルだ。そして、ラッセルはディフェンスがあまり得意な選手とは言えない。
ブライアン・ウィンドホースト記者もその意見に同意し、今シーズンレイカーズが再契約したマックス・クリスティーが重要になると考えている。クリスティーがレイカーズのバックコートのディフェンスを強化するピースとしてチャンスを得るのだという。
レイカーズはバックコートのディフェンス問題をどう捉えているのだろうか。レディック新ヘッドコーチの起用法や、シーズン中のトレードにも注目していきたい。
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