元NBA選手のレイジョン・ロンドは、現役時代ボストン・セルティックスとロサンゼルス・レイカーズの優勝に貢献した名ポイントガードだ。
高いパス能力の他に類稀なバスケットボールIQでも知られた彼だが、現在はコーチとしてNBAや大学のチームに所属しているわけではない。
ドレイモンド・グリーンとバロン・デイビスのポッドキャスト “The Draymond Green Show with Baron Davis”に出演した彼は、ミルウォーキー・バックスのドック・リバースヘッドコーチと連絡を取り合って助言をしているが、子どもたちがいる関係でフルタイムのコーチはできないことを語った。
それでは、ロンドはNBAのコーチになる予定はないのだろうか?同番組の中でグリーンに質問に答える形で語った。
グリーン:「ロンド、君は『子どもがいるから』って言っていたけど、それってつまり子どもが卒業するまでフルタイムのコーチはやらないってこと?」
ロンド:「ああ、そうだね。娘の最後の1年をちゃんと見届けたいんだ。これは俺にとって大きなことなんだよ。息子は数日前に13歳になったから、まあ彼のことは大丈夫。でも娘にとっては最後のプロムとかホームカミングとか、大好きなイベントがあるから、その場にいてあげたいんだよ。」
グリーン:「でも最終的には、コーチングをやりたいってことだよね?」ロンド:「100%その通りだね。それにフロントオフィスでの仕事もやってみたいと思っているんだ。インターンみたいなことをやって、いずれはダニー(・エインジ)にも連絡を取るつもり。彼は初めから俺を信じてくれた人だから、フロントオフィスにいるような人にアドバイスを求めて、その分野で何かを学びたい。もちろんゲームを教えるのも大好きだし、GMとコーチの両方で勝利をつかむのが目標だね。」
現在NBAのヘッドコーチは若返りが進んでいる。元NBA選手の若いヘッドコーチといえば、今期からロサンゼルス・レイカーズのヘッドコーチを勤めるJJ・レディックもその一人だが、ロンドは彼の働きぶりを高く評価しているようだ。
そのレディックがアシスタントコーチを経ずすぐにヘッドコーチとしてチームを率いていることから、ロンドも同様にアシスタントコーチをやらずにすぐにヘッドコーチの座についてほしいとグリーンが訴えると、ロンドはこう答えた。
俺にチームをくれ。優れた選手たちがいれば、あとは勝つだけだよ。それだけだ。もうブループリント(計画)は頭の中にあるから、あとは選手を揃えてくれればいい。
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