レブロン・ジェームズを擁するロサンゼルス・レイカーズは昨シーズンプレイオフ初戦でデンバー・ナゲッツに敗れ、チームとして満足できる結果にはならなかった。オフシーズンにはヘッドコーチのダービン・ハムを解雇し、新たにJJ・レディックを起用する動きがあったものの、選手に関しては大きな補強はなかったと言っていい。
そんなレイカーズは今シーズンどこまで勝ち進むことができるのだろうか。彼らの補強は再び優勝を狙うのに十分なものだったのだろうか。
NBA on ESPNで元NBA選手のケンドリック・パーキンスが語った。
私たちはレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスがオリンピックで素晴らしいプレイをするのを見てきた。アンソニー・デイビスはディフェンスのアンカー役を見事に果たした。昨シーズンの終わりから良い形で戻ってくる準備ができているみたいだ。
でも、ダルトン・コネクトとブロニー・ジェームズをドラフトしただけでは十分じゃない。JJ・レディックを雇ったり、ダービン・ハムを解雇したりするだけでは足りないんだよ。ロブ・ペリンカは今、決断を迫られている。ウェスタン・カンファレンスの他のチームを見てみろ。ダラスは強化されたし、彼らは実際にファイナルまで進出したチームだろ? ミネソタも動いているし、彼らも強くなって戻ってくる。ナゲッツはヨキッチとそのコアグループと共にまた強く戻ってくるだろう。 レイカーズは、アンソニー・デイビスとレブロン・ジェームズの周りに必要なピースを揃えるために何をするつもりなんだ? 彼らがポストシーズンに進出できる可能性はもちろんある。でも現実的に考えて、このロスターではウェスタン・カンファレンスファイナルには進めない。アップグレードが必要なんだ。
昨シーズンのウェスタン・カンファレンスでレイカーズより上位だったチームの多くが補強に成功するか現状維持に近い形で新たなシーズンを迎えることになる。レイカーズもロスターに関しては現状維持と言っていいだろう。
そんなレイカーズがウェスタン・カンファレンスファイナルに進む可能性は低いとパーキンスは考えているようだ。
一方で今シーズンのウォリアーズとレイカーズを比較し、どちらがより良い、よりプレイしたいチームか聞かれたパーキンスはこう答えている。
正直に言うと、レイカーズだ。その理由はアンソニー・デイビスだ。ステフィン・カリーが何をチームにもたらすかは分かっているし、レブロン・ジェームズが何をするかも分かっている。彼らはオールタイムの偉大な選手たちだ。でも、アンソニー・デイビスは今、キャリアの絶頂期にいる。昨シーズンのアンソニー・デイビスは、彼のキャリアの中でもおそらく最高のシーズンを過ごし、オールNBAチーム入りし、さらにオールディフェンシブファーストチームにも選ばれたと思う。アンソニー・デイビスのような選手がチームの決定的な要素となる。彼はすべてのポジションを守れる選手であり、攻撃面でも最もスキルのあるパワーフォワードの一人だ。これが、ゴールデンステート・ウォリアーズよりもレイカーズをより魅力的にする要因なんだ。特に彼らがクレイ・トンプソンを失ってしまった今はなおさらだ。
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