ロサンゼルス・レイカーズの、ブロニー・ジェームズは現地10月30日のクリーブランド・キャバリアーズ戦でNBA初得点を記録した。父親であるレブロン・ジェームズ共々、この日は特別なものになっただろう。
また、クリーブランドはレブロンの古巣でありブロニーが生まれ育った場所でもある。敵地でありながらブロニーの活躍を期待する声も多く、ファンにとっても特別な瞬間になっただろう。
そのキャバリアーズ戦後のジェームズ親子のインタビューから一部を抜粋して紹介する。
◆生まれ育った場所で観客の期待もある中どうやって冷静さを保った?
ブロニー「小さい頃から正しいプレイをするように教えられてきたから、コートに入って自分のプレイをするっていうのはいつもやってきたことなんだ。だから同じ気持ちで臨んで、冷静さを保って、自分の役割を果たそうとしただけなんだ。」
◆レブロン、あの瞬間をあなたの視点から見てどうだったか?ここで育ったブロニーが試合に出て冷静さを保っていたのを見てどう感じた?
レブロン「「正直、あの場面での彼は、僕よりも落ち着いていたと思うんだ。2万人のファンが僕の名前を叫んで、試合に出るのを待ち望んでいる状況だったら、自分がどれだけ冷静でいられたかはわからないからね。彼の冷静さやゲームに対する姿勢だけじゃなく、人生に対する向き合い方にも感心している。彼が育ったこの場所から遠くないアリーナで、NBAで初得点を決めた瞬間を目にするなんて、本当に特別な瞬間だよ。家族にとっても、こうして一緒にいられることが最高にクールだね。」
◆ブロニー、普段から物事を冷静に受け止めようとしているって言っていたけど、NBAで初めての得点を決めることはいつ頃から夢見ていた?その瞬間の感触はどうだった?
ブロニー「ボールを手に取った時からずっと夢見ていた。長い間この人(レブロン)のプレイを見てきたからね。彼だけじゃなく、彼と対戦したり一緒にプレイしたりした選手たちに憧れていた。だから夢が現実になったって感じで、すごく嬉しかった。シュートが入った瞬間はゲームモードのままだったからその時は意識してなかったけど、後になってすごくいい気分だったよ。」
◆ブロニー、シュートアラウンドの時に雰囲気を感じ取りたいって言っていたけど、実際にはどんな光景や人たちがいて、どういう思い出になった?
ブロニー「想像以上で、めちゃくちゃすごかった。あの声援にはグッときたよ。冷静なふりしていたけど、内心ではすごく感動していた。ここでその瞬間を迎えられたのは、本当に特別だった。」
◆レブロン、話を聞くと、昔のチームやファンがジェームズ一家を温かく迎えてくれたみたいだね。どんな風に感じた?
レブロン「このコミュニティで長い間過ごしてきたからね。私たちの故郷アクロンはここから約35マイル南だし、NBAキャリアの半分の11年間をこの場所で過ごした。息子がバスケットボールを理解する前から、その過程を見てきた。コートでの素晴らしい思い出もたくさんあるけど、ここでの日々はどれも特別だった。」
◆レブロン、親として息子が夢を実現する瞬間を見届けるのは、どんな気持ち?
レブロン「最高の気持ちだよ。子供が小さい頃から夢を持っていて、親としてはその夢が実現する可能性をサポートしてやりたいと思う。ブロニーも弟もバスケットボールが大好きで、それをやりたいって言ってくれた。彼らがその夢を現実にするために努力している姿を見られるのは親として本当に誇らしい。」
◆レブロン、今まで何度も帰郷して歓迎されてきたけど、今日はブロニーも一緒に映像で紹介されたね。その時どう感じた?
レブロン「いい瞬間だったね。ただその時は負けていて少しイライラしていたから、あまり味わえなかったけど、彼の名前が出た時に少し上を見上げて、膝を叩いたんだ。素晴らしい瞬間だった。」
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