ボストン・セルティックスに所属するデリック・ホワイトは2022年にトレードでサンアントニオ・スパーズからセルティックスに移籍すると、攻守にわたって存在感を示し、2022年のNBAファイナル進出、そして昨シーズンの優勝に貢献した。
彼は、2022年のNBAファイナルではゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーと、2024年のNBAファイナルではダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチやカイリー・アービングとマッチアップした。
そんなホワイトは、JJ・レディックが運営するポッドキャスト“The Young Man and The Three”に出演し、カリーとの対戦とドンチッチ・アービングとの対戦の違いを語った。
ステフ(カリー)は僕たちとの対戦でとんでもないプレイを見せてきて、まるで僕たちに自分の意志を押し付けてきたみたいだったんだ。僕たちはそれに対抗できなかった。ルカやカイリーが流れに乗って難しいショットを決めたときは、ただ気持ちを切り替えて前に進むことができたから、勢いに飲まれることはなかった。
2022年の時は、ステフが難しいショットを決めて一気に流れを掴んだとき、そこからスノーボール(悪い流れ)が転がり始めて17対5のランを許してしまった。でも今回は気持ちを切り替えて、「よし、切り替えよう。今度はオフェンスでしっかりやろう」という感じで対応できたから、僕たちの成長も感じられたね。 カイリーとルカももちろんガードするのはすごく大変だった。48分間、試合のプランに集中し、彼らのプレイをどうにか抑えようとみんなが試合に入った全員が全力で集中して、それを難しくしようと努力したよ。
ホワイトによると、カリーのプレイは流れ掴み取ってしまうようなもののようだ。一方でドンチッチやアービングには得点を取られたとしても試合の流れを持っていかれることはなく持ちこたえることができたようだ。
もっとも、これはホワイト始めセルティックスの面々が2022年に初めてNBAファイナルの舞台に立ち、その異様な雰囲気やプレッシャーに動揺していたことも関係しているようだ。2024年のNBAファイナルは、ポルジンギスを除いた主力選手にとっては2回目のもので、以前の経験からその場の雰囲気に圧倒されることもなかったという。
今シーズンここまでのセルティックスはNBAファイナル進出の可能性を感じさせる戦いを見せている。そして、カリー率いるウォリアーズも同様に11/23時点ではウェスタン・カンファレンス首位に立っている。
セルティックスとウォリアーズが再びNBAファイナルの舞台で激突したとき、ホワイトはかつての経験を活かしてカリーを止めることができるのだろうか。
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