ジョー・マズーラ「なぜバスケットボールだけが得点が増えることを問題視されるんだ?」

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NBAにおける3Pシュートの試投数は増え続けている。特にここ10数年の増加率は際立っており、同時にNBA全体の得点数やオフェンシブ・レーティングも増加し続けている。

2024-25のボストン・セルティックスの3Pシュート試投数は1試合平均約51本だ。これは史上最多のペースであり、昨シーズンもNBA最多の3Pシュート試投数を記録したセルティックスの約42本を大幅に上回っている。

近年のNBAの3Pシュート試投数の多さや、オフェンス優勢のチームスタイルは時にOBやアナリストからの批判の的になっている。

しかし、3Pシュートや得点の増加は憂慮すべき問題なのだろうか?

セルティックスをリーグ随一の3Pシュート重視のチームに変え、昨シーズン優勝を果たしたジョー・マズーラはNBAの3Pシュートや得点の増加、それに対する批判についてどう考えているのだろうか。

NFLでは、誰も『得点を減らしたい』なんて言わないよね。エンドゾーンを小さくすることもないし、フィールドを小さくすることもない。他のスポーツでは得点が増えているのが普通なのに、なぜバスケットボールでは得点が増えることが問題視されるんだ?例えば、誰かがフットボールの試合を観て、タッチダウンが少ない方がいいなんて思うのかい?つまり、結局のところ、新しいものや変化というのは違和感があるものだが、どうなんだろうね。

一方、NBAアナリストのスティーブン・A・スミスはマズーラの見解には反対のようだ。

私は彼の意見に反対です。ジョー・マズーラが毎日スリーポイントを打ちまくるのは知っていますし、彼は現役のNBAチャンピオンのヘッドコーチです。その意見には価値があり、それに値するものだと思います。しかし、私が彼に反対する理由は、ゲームの質がどのように低下しているかを考慮していないと思うからです。

私にとって問題は得点そのものではなく、それがどのように行われているかです。プレイスタイルが、ディフェンスの重要性を本当に高める方向にはなっていません。たとえば、オクラホマシティとヒューストンが対戦した時のような試合も見たくありません。どちらのチームも前半で得点するのに苦労しているような試合です。それは誰も望んでいないし、私もそう言いたいわけではありません。しかし、同時に、オフェンスを優先しすぎるあまりに、ゲームのディフェンス要素を犠牲にしたくありません。そしてディフェンダーたちがやる気をなくしてしまうほどに、彼らの重要性を下げるのは避けるべきです。

NBAの得点の増加は多くのファンにとってよりエキサイティングなものだろう。

一方で、かつてのようなインサイドにおけるタフな戦いを求めるファンにとっては単調にも感じられるのかもしれない。

おそらく誰もが納得するような答えが見つかる問題ではないが、NBAはより良い試合を見せるために変化を続けていくことだろう。

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